| P-60 | 夕方早い時間帯のレクリエーション的な水中運動が夜間睡眠に及ぼす効果 |
| 1) 北海道大学大学院教育学研究科 健康体育科学講座 2) 北海道大学教育学部 健康体育科学講座 | |
| ○小田史郎 1)、森谷 潔 2) | |
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【目的】 これまで身体運動がその後の夜間睡眠に及ぼす影響について様々な報告があるが、そのほとんどがトレッドミル走や自転車こぎ運動などの運動プロトコルを使用している。我々は特に運動鍛錬を行っていない者を対象としてレクリエーション的要素の強い水中運動を取り上げており、本実験では夕方早い時間帯での水中運動の実施が夜間睡眠に及ぼす影響について検討した。 【方法】 実験は1999年8月下旬から9月にかけて行われた。特別に運動習慣を持たない健康な男子大学生8名(平均年齢22.8±2.7歳)が、夕方16:00から約50分間の水中運動に参加した。被験者は水温29.9±1.2℃、水深110cmのプール内に入水し、インストラクターの指示や音楽にあわせて運動を実施した。水中運動はウォームアップやクールダウンを含めて構成される水中エアロビクス運動であった。運動終了後、被験者は睡眠記録のためのポリグラフ電極装着を行い、22:00から24:00の間に就床することが許された。この間被験者は読書などをして過ごした。睡眠は室温23℃、湿度50%に設定された人工気象室の中で行われ、終夜ポリグラフ記録を行った。また、起床時にはOSA睡眠調査票を用いて主観的な睡眠評価を行ってもらった。これらのデータはすべて、特別な身体活動を行わなかった日のデータと比較された。この両日において、被験者には水中運動実施の有無以外の生活スタイルを大きく変えないように指示し、活動日誌を記録してもらいスクリーニングを行った。また、実験日には午前10:00より翌朝8:00まで、心拍数と直腸温を1分おきに連続記録した。 【結果と考察】 心拍数の結果から、本研究で用いた水中運動の運動強度は36.2±5.2%HRreserveと中等度であった。運動中、直腸温は上昇したが、1名の被験者には低下が認められた。ポリグラフから得られる睡眠時間、入眠潜時、中途覚醒時間、睡眠効率、徐波睡眠時間、レム睡眠時間など、いずれの睡眠変量にも両夜において有意差は認められなかった。またOSA睡眠調査票の結果も同様に有意差は認められなかった。以上の結果を生んだ要因について考察を進める | |