[註1]眼球運動の電気的測定法
 睡眠研究では,被験者がレム睡眠中なのか,あるいは,ノンレム睡眠中なのかを区別するために,眼球運動の正確な測定が重要である.古くは,被験者のまぶたを指でこじ開けたり,閉じないようにテープで固定したりすることもあったが,睡眠研究の性質上,好ましくないことは言うまでもない.
 そこで,眼球は角膜側がプラス,網膜側がマイナスに帯電するという性質を利用して,電気的に測定する方法が考案された.左右の目の眼窩端に電極を装着すれば,眼球を左側に動かすと左側の電極はプラスに帯電した角膜が接してくるため,プラスの電位を拾う.一方右側の電極はマイナスに帯電した網膜が接近するので,マイナスの電位を拾う.眼球を逆向きに動かすと2つの電極が拾う電位は極性が反転する.




眼球運動の記録原理


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